牙狼の魅力を語りまくる!!

牙狼について話していきましょう!!

初代 牙狼

ここから黄金騎士の伝説は始まる

牙狼を語るのであれば何を差し置いてもこのテレビ作品第1作を語らないで他に何が言えるというだろうか。これがあるからこそ、牙狼の今に続いている人気が継続しているというものだ。

しかし、牙狼自体の人気は当時そこまで高くないだろう。それもそのはず、深夜帯のテレビドラマでしかも特撮である。時間帯的に見てもどことなく浮いている作品として見られていたのではないだろか。私もこの当時は深夜の時間帯まで起きていることが多かったが、このドラマの存在については知ることはなかった。しかしその後の展開などが話題を呼んだことにより、深夜のテレビドラマで放送している特撮が面白いといった情報がネット上に流れ始めたのだった。

今作は特撮作品ということもあって子供向けの作品と思われるかもしれないが、そんなことは無い。これは原作者で監督も務めている『雨宮慶太』が、大人向けの特撮ドラマとして撮影した趣向により、深夜のドラマらしく裸体やホラー色の強い作品として放送されることとなった。本来のコンセプトこそ子供向けの、4クールという通常の仮面ライダーなどと同じくらいの放送期間を予定していたが、結果的に2クールでの放送に短縮される事となる。しかしターゲットを大人に絞ったことで、そのダークな世界観を好んだ視聴者が急増したことにより作品は瞬く間に人気作として成長する事になった。

また、今作で主演を演じた『小西遼生』さんは、主役の冴島鋼牙を演じたことで一気に俳優としての知名度を増すことになり、2013年2月に公開された『牙狼-GARO- ~蒼哭ノ魔竜~ -GARO SOUKOKU NO MARYU-』まで主役とした活躍することになった。

また牙狼シリーズの主題歌を担当しているのは、アニメ業界の中では最古参であり、そして知る人はいない名アニソン歌手達が結成している『JAM project』が主題歌を担当している。その非常に豪華な主題歌のメインボーカルとして活動している『影山ヒロノブ』さんも牙狼の魔導輪ザルバ役として出演しており、ファンを大いに沸かせていたのだった。その他にも女性声優の中でも超がつくベテランである『折笠愛』さんも出演しており、俳優面でも、声優面でも、そして主題歌という面で牙狼という作品の豪華さが理解いただけるだろう。それに見合うくらいの大ヒットを繰り出しているので、現在までに続いている牙狼人気を後押しすることになるのだった。

あらすじ

作品のあらすじを紹介していくことになるが、さすがに全話紹介するのは難しいので大まかにまとめた形で作品を紹介していこう。

画家を目指している『御月カオル』は非常に貧しいながらも、自分の夢へとまい進している女性であった。そしてようやく彼女は自分の個展を開ける話にまでこぎつけることができた。しかし彼女の個展が開催される前日、オーナーに呼び出されたかと思うと、そのオーナーが突如として異形の化け物であるホラーへと変身してカオルに襲い掛かる。そこに現れたのは、足元まである白いコートを羽織った一人の青年だった。青年がただその異形の化け物と戦う姿を見ているカオルだったが、青年が持っていた剣を使って変身する姿を目撃する。それはカオルが幼い頃に見た絵本の中に出てくる黄金の鎧を着た騎士そのものだった。黄金の鎧を纏った青年は異形の怪物を撃退するも、その際に怪物の返り血をカオルは浴びてしまう。その血は浴びたものは殺さなくてはならない、その宣告のとおり騎士はカオルに刃を向けるのだった。

ところが彼女は殺されること無く、自宅で目を覚ますと青年が傍らに立っていた。その後個展開催が白紙になったことを激怒して、やり場のない怒りを青年に向けるが、青年はかおるの絵をひとつ買い、その場を去るのだった。自らの名『冴島鋼牙』と名乗ったのだった。

その後もカオルは釈然としない中で鋼牙に真相を確かめようとするもなぜか奇妙な指輪を渡されただけで話をはぐらかされてしまう。もう深い入りするのは止めようとしたが、カオルは後に冴島鋼牙と言う青年が冴島財閥というトップに立つ資産家であるということを知り愕然とするのだった。

その後もカオルはホラーの返り血を浴びたことで危機的状況を繰り返し経験することになるが、あるとき黒いコートに身を纏った青年『涼邑零』が現れた。零も魔戒騎士であり、鋼牙が自らのかけがえの無いものだった大切な人たちを殺したということで、鋼牙に戦いを挑んでいく。

カオルは徐々に疲弊していくことになり、やがてホラーの返り血を浴びたことで命の危機に瀕してしまうものの、鋼牙の機転により何とか窮地から救われる。しかし彼女はホラーの始祖メシアを復活させるための生贄として、カオルの心理カウンセラーとして彼女の精神を支えていた『龍崎駈音』こと、『バラゴ』によって連れ攫われてしまう。バラゴは支障であった鋼牙の父を殺し、さらに零の義父と婚約者を殺した張本人だったのだ。二人はそれぞれの目的が重なったことでバラゴの野望を阻止するために最後の決戦に挑むのであった。

二人は何とか妨害してくる敵を倒し、『ガルム』を零に任せるとカオルを助けるべくメシア復活となっている儀式場へと急ぐのであった。だが儀式は完成してしまい、メシアが復活たことで、鋼牙達は窮地に追い込まれてしまうのだった。敗北の二文字が駆け抜けた瞬間、カオルと鋼牙との二人の間に奇跡が起きてメシアを倒すのであった。

全ての陰我から解放されたカオルは鋼牙に礼を告げると、絵の勉強のためにイタリアへと旅立っていき、零も正式に魔戒騎士として認められたことで活動を始め、鋼牙も守りし者としての使命を果たすためにホラーとの戦いを繰り広げていくのだった。

魔戒騎士とは

人知れず闇と戦う戦士のことを指しており、一子相伝で男性にしか継承されることがない。魔戒騎士た達は番犬所という組織の管轄化に置かれて、指令が下れば昼間は影に潜んでいるエレメントの浄化・封印を行い、夜間にはホラーとの戦いを繰り広げている。鎧を召喚することで騎士としてホラーと戦うことになるが、鎧を召喚していない通常の生身の状態でも十分な戦闘力を備えている。

ところがこの鎧での活動は魔界でなら制限といったものが伴うことは無いものの、人間界で使用するときには制限時間99.9秒という活動限界時間が存在している。この限界を過ぎてしまうと鎧に肉体を侵食されてしまい、『心滅獣身』という状態に追い込まれてしまう。

鎧はソウルメタルという魔界でしか採取されることの無い特殊な金属でできており、軽微なホラーからの攻撃であるならばダメージを無効化することができる。

魔戒騎士同士が戦うことは固く禁じられており、この制約を破った際には番犬所での制裁として寿命を削られることになる。

作品について

単純な特撮ドラマであれば、いくら大人向け作品と言っても受け入れられることはないだろう。むしろその世代こそ、作品に対して魅力を感じる内容で無ければすぐに飽きられてしまうのは事実である。それでもこうして受け入れられ、特撮作品として受け入れられ、後に大人だけでなく子供でも楽しめるような作品へと知名度が広がるのだった。現在この牙狼シリーズが、レンタルビデオ屋で借り入れなどを行なっている場合にはキッズ向け特撮作品の棚に仕分けられていることがある。つまりは、子供でも楽しむことの出来る作品であると認められているということだ。大人が借りに行く際には周囲の目を気にしないといけないかもしれないが、大した問題では無いだろう。

とにかく、特撮作品として牙狼はこの初代シリーズをもってしてその名を世間に広めることになるのだった。